2013年12月20日

12月議会が終わりました

今年最後の定例議会、12月議会がおわりました。今議会には、当局から20件の議案が出され、日本共産党は富裕層減税などを含む市税条例改正案、営利企業に公共施設を任せる指定管理関係議案など5議案に反対、また請願が4件出され、税率引き上げ前提に新聞軽減税率適用の請願、市議会議場に「国旗」掲揚を求める請願の二請願に反対しました。
順次ご報告したいと思いますが、まず市議会議場への「国旗」掲揚を求める請願に対して、私が行なった反対討論を以下に掲載します。(日本共産党と新社会ならびに他会派の一人計6名が反対しました。4会派20名が賛成しましたが、賛成討論に立ったのは一会派一名のみでした。)

市議会議場への「国旗」掲揚を求める請願への反対討論
次に、請願第18号です。
これは、本市議会議場に国旗と市旗を掲揚することを求めるものです。議会というのは、多様な市民の意見を、代表者たる議員を通して市政に反映させる場であり、その議論が行われる議場は、市民の多様な意見の中の特定なものがあらかじめ表示されることなく、公正中立な場として用意されることによって、多様な意見の存在を前提とする民主的議論を保障する役割を担っています。今の芦屋市議会議場がまさにそうであります。
さて、国旗はどうかと考えれば、法で国旗とはされましたが、国民の中にもまた海外にも日章旗=日の丸を国旗とすることに根強い異論と抵抗があることは認めざるを得ず、それがゆえに法制定時において「強制に及ぶことのないようにする」ことが確認されているのです。
日の丸がよいという方々もいらっしゃる一方で、かつて侵略戦争のシンボル的役割を担わされることとなった日の丸は、戦争に狩り出された多くの年配の方々の中に癒されない深い傷をつくり、嫌悪される方々も世代を越えてたくさんいらっしゃいます。「国旗」と法で決められているのだから掲揚することに何の問題もないなどと一言で軽々には言い切れない、それこそ多様な国民感情が存在することを認めることが民主社会の基本です。国を愛することも国旗を認めることも強制で行われることではなく、自然な感情の発露として行われてこそ確かなものとなるのだと思います。
村山談話などによって日本政府として一旦は表明した先の侵略戦争への反省が、時々の政権、個々の政治家によっては揺らぎや逆行さえ見えてくる昨今の状況下で、地方自治体の議会においてまで、侵略の象徴的イメージが拭い切れない日の丸の掲揚を、反対を押し切って数の力で決めてしまうことが広まれば、一地方自治体の問題、国内の問題にとどまらない波紋を、アジアをはじめとした海外に広げ、日本の国際的信頼を損なうことになりかねません。世界に誇れる平和憲法をもつ国である日本を愛する私個人としても、そのようなことは極めて残念なことです。
民主主義とは、多数決で決めることを言うのではないことは、あらためて言うまでもないことで、いかに多様な意見、その中で日の丸に抵抗感や違和感をもつのは請願者や紹介議員に言わせれば少数意見とのことですが、そのように簡単に言い切れるものではないと私は思いますが、仮に少数であったとしても、その少数の意見を尊重することこそが民主主義の真髄であることを、思想信条の自由という基本的人権にかかわるこの問題において特に強調したいと思います。
本市議会では、今期、議会改革特別委員会を設け、議会運営における相互理解をねばり強く進めて改革を進めてきました。多様な市民意見の反映の当然の帰結として政策では相違点を確認しあうことの多い議会ですが、議会運営においては一致点を大事にしてきたことは、認識を共有できるところだと思います。そこに、議会運営にかかわる議場のありようについて今回、多数で決めようとすることに、私は大きなとまどいと違和感を禁じ得ません。日本共産党として本請願への反対を表明するとともに、議員各位の賢明な判断を期待するところです。

雨に濡れたモミジ.jpg
庭のモミジが雨に打たれてずいぶんと散り、まるで星屑のようです
まるで星屑のよう.jpg
posted by 平野 at 23:55| Comment(3) | 活動
この記事へのコメント
いくら質問が熱心で政策論義で聞かせても、討論の乏しい議員が多くてネットで視聴がもっぱらです。
 国旗掲揚を強行するよりも、議員各位は本会議と委員会質問はそこそこできているようであるから、更により知力と胆力のある議員間で賛否での喧々諤々の討論を期待します。
Posted by 椋尾 繁 at 2013年12月21日 20:11
『すべての世界史的事実と世界史的人物はいわば二度現れる。(中略)一度目は偉大な悲劇として、もう一度はみじめな笑劇として』。(フランス革命とナポレオンによる反革命を描いた、カール・マルクス著『ルイ・ポナパルトのブリュメール18日』から。時代背景は、『革命状況で現れる直接民主主義は、代議制・代表制の間接民主主義と矛盾する。革命を叫んだ民衆は、やがて歓呼して「中立」を装った軍人を権力の座に迎えた』でした。

多くの近隣自治体が既に国旗の下での市議会という時代です。地方自治体といえ、これが寄り集まれば国旗がかもし出す「愛国心」が国政を捻じ曲げる。安倍政権は既に「愛国心を前面に」打ち出している。
以上について。私の偏見ならご意見ください。
Posted by 椋尾 繁 at 2013年12月23日 03:50
日本共産党の躍進を祈念します☺選挙頑張って下さい🌟
Posted by 堀江崇史 at 2019年03月06日 17:00
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