2015年02月10日

必要性も合理性もメリットもない議員定数削減を強行…総務委員会

芦屋市議会総務委員会は10日、一部会派・議員から提出されていた議員定数削減案を審査、可否(賛成・反対)同数で委員長(公明党・田原議員)が裁決して可決(すべきもの)とされました。17日の本会議で最終的に採決がされます。
●松木議員(あしや未来の会=旧イーブンの会)が質疑打ち切り動議
 委員会で私は、削減提案理由の『外形性を整えるため』という議論は市民の中では全くされておらず、市民意見を聴く「意見交換会」や「パブリックコメント」を実施して慎重に審査するために質疑を留保するとの「動議」(委員会運営の提案)を出しました。しかし、可否同数で委員長が「否決」にしてしまいました。続いて、松木議員が質疑打ち切りの「動議」を出し、これも可否同数で委員長の裁決で質疑が打ち切られました。
 ただちに討論に入り、私が「議員定数削減は、必要性も合理性もメリットもなく、議会基本条例で明記した『合意の尊重』もない」ときびしく批判する反対討論を行ないました(ウラ面参照)。採決の結果、可否同数で委員長が可決すべきと裁決し、17日の本会議で最終的に採決が行なわれることになりました。
★‘ない’‘ない’尽くしの「議員定数削減」は問題だらけ!!
●「外形性」についての「市民的議論」なし!
 今回の議員定数削減提案は、従来の「経費削減」と違い、「『外形性』を整えるため」というのが理由です。具体的には、3つの常任委員会に7人ずつの委員で合計21名となり『外形性』が整うので、現定数22名より1名減らすというものです。しかし、このような理由による定数削減の議論は、これまで市民の中では全くされていません。
●削減の「必要性」なし!
 現在の22名の定数で、削減案より1名多いことによる議会運営上の支障があるわけでもなく、削減の必要性は全くありません。今でさえ、同規模の市の議員定数平均24名より2名も少ないのです。昨年11月に市議会として行なった3回の議会報告会でも参加した市民からは1人として議員削減の意見は出ていません。
●削減提案の「合理性」なし!
 現定数では、3委員会の内一つの委員会が8名となり、採決(委員長は採決に加わらない)で「可否同数」の際に委員長が行使する「裁決権(可か否かを決める権限)」の機会が少ないことが、『外形性』を整える理由だと提出議員は説明しています。しかし、21名にすると本会議の採決の際に採決に加わらずに議会運営に専念すべき議長が、「裁決」しなければならなくなる「可否同数」の場合が増えるという矛盾があります。『外形性』を問題にするのなら、本会議で「表決権(賛否を表明する権利)」のない議長が、委員会では「表決」に加わるという矛盾を解消することこそ先決ではないでしょうか。そのためには、他市のように、議長が委員会には所属しないことにすれば解決し、委員会は三つとも7名で『外形性』も整います。『外形性』を理由にした議員削減には「合理性」がないのです。
 定数削減派の議員は「身を切る」改革だとも説明しますが、定数内で当選した議員には何の痛みも伴わず「身を切る」ことにはなりません。削減され「身を切られる」のは『民意』(市民の声・願い)であり、主権者市民の「被選挙権」です。「身を切る」という説明にも「合理性」はありません。
●削減しても「メリット」なし!
議員削減で「議会機能は低下する」「メリットはない」ことは提出議員も認めるところです。
●なによりも「合意」なし!
「定数問題」を含む 議会改革のテーマ38項目の中で、議会内の「合意」がなく多数決で決められようとしているのは、
「定数問題」ただ一つです。議会基本条例は「議会活動の原則」として「合意を尊重した民主的な議会運営に努めること」(第2条)を謳っています。何よりも、提出議員が「削減は市民の声」といくら言っても、「市民世論」と言えるものは現在なく、むしろ民主主義の観点から「削減すべきでない」という主権者・市民の声は強いものがあります。削減に「市民的合意」は全くありません。
posted by 平野 at 23:00| Comment(0) | 活動
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